作品に説明文をつけると感受性の妨げになる気がする

イラスト

「退紅(あらぞめ)」というイラストをpixivに投稿したら、
「美しいですね。ずっと見ていたいです。」とコメントをいただきました。
そう言っていただける絵が描けてよかった。
その言葉だけで、どんなに行き詰まっていても、絵が描けます。

私は自分の制作物に対してああだこうだと語ることができません。
言語化が下手で気の利いたことが言えないので、
「描きたいものをそのまま描きました。」
「作りたいものを精一杯作りました。」
「あとは、鑑賞する方の思うままに感じてもらって…」
というスタンスになってしまいます。

小さい頃、絵を描いて遊んでいると祖母に
「これは何を描いているの?」
「お人形さん描いてるの?女の子描いてるの?」
とよく聞かれていました。子どもながらに、
描きたいもの描いてるだけ!なんでもいいじゃん、ほっといてよ!と思っていました。(おばあちゃんごめん)

とにかく、これはなに?どうして描いたの?と聞かれるのが本当に苦手です。
自分の描くものに意味付けや説明付けをすることができません。
そういうのは見てくれた方にお任せしたいんです。
もし「こういう感じで、こうこう考えて描きました!」と言ってしまうと
見てくれる方の感受性を妨げてしまうかもしれない…と思うのです。

私は描きたいように描いた。
あなたは感じたいように感じた。
それだけでいいのにな、と思っています。
今思えば、祖母から欲しかった言葉は「これはなに?」ではなくて
「可愛い服の女の子を描いているんだね」といったような
「感想」だったのかもしれません。

鑑賞してくれた方から感想をいただくと最高に嬉しい。
自分のものだけだった作品が、誰かの感受性を揺さぶって
お互いの感情を繋げてくれた気がする…?的な…?
やっぱり言語化は難しい。
あれです、壁に向かって投げていたボールを拾ってくれて
良いフォームですね、と投げ返してもらえたような、
ハワワ…!とした気持ちになるんです。
伝わってください、この嬉しくて照れ臭いけど昂る気持ち…!

つまりは、うまくいかなくても描いててよかった!
コメントくださった方、本当にありがとうございました!
ということを高らかに言いたかっただけです。
引き続き制作頑張ります。


title:退紅(あらぞめ)

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